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よくある質問「Q & A」

—  ログハウスのメリットとデメリットを検証  —

さっそくですが問題です……
とっても堅い鉄筋コンクリート造のビルと、木でできたログハウスとでは、どちらが丈夫で長持ちするでしょうか。さぁー、どっちが強い?

答えは……
何とログハウスが正解なんです。

鉄筋コンクリート造(RC)のビルの寿命はだいたい50年から100年くらいで、それを超えると、表面だけでなく、壁の内部からボロボロに朽ちていってしまいます。鉄もコンクリートも新建材も、竣工直後から、経年劣化でどんどん弱くなっていくからです。
それに対しログハウスは、年をかさねるほどに強度を増していき、何百年も住み継ぐことができるのです。信じられないようですが本当の話なんですよ。
このコーナーでは、そんな面白いお話をいくつかいたしましょう。

1. ログ材の収縮(セトリング)について……
Q. 一般にログハウスは、年々やせていき、ログとログの間に隙間ができたり、ドアや窓が開きずらくなると聞きましたが、心配です。

A. そのことを専門用語で「セトリング」と言いますが、天然の木は経年の乾燥により収縮していきます。それであるから、製造時によく乾燥させることが肝要です。
弊社のログ材は含水率15〜13%(JISでは19%)まで落として出荷されますので、セトリングによる縮み率は約1%程度にとどまります。
また、その縮み幅を見越して、建具の上部にあらかじめ隙間を設けているので大丈夫です。
そのセトリングが顕著に認められるのが築後1〜2年くらいであり、それ以降は落ち着いて、縮むことはほとんどありません。
そのため弊社では、築後1〜1.5年くらいのうちに、無償メンテナンスとして、セトリングと建具の調整とともに、総合点検にお伺いしております。
それ以降の構造的補修はあまり必要とされませんが、状況におうじて随時対応いたします。


▲セトリングのための隙間を設けた後、建具周りにカバー材を取り付けます。

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2. ひび割れについて……
Q. 一般にログハウスは、木の収縮により割れや捻れが生じると聞きますが、心配です。

A. ログ材の善し悪しは、産地・樹齢・乾燥度で決まるといえ、良くない材の場合は、築後の経年で徐々に不具合が生じてくるというよりも、新築時で既に目に見える状態(割れ・捻れ)が出ています。
まずは、ログ材断面の繊維目の詰まりかたを見てみることをお勧めします。
また、丸太の芯の部分(樹心)を使っていないログ(芯ざり材)であるか否かが重要です。芯のある材(芯もち材)は、明らかに大きな割れが多くなるからです。しかし、通常、その選別をするのは非常に手間を要することなので、多くの工場では対応していません。
対し、弊社取り引き工場各社は、高品質への自負心から、手間暇を惜しまない製造姿勢で、より一層、日本ユーザーの要望に応えるべく努めています。
結果は、見比べてみてくだされば一目瞭然です。

 

 

 

 

 

 

 

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3. 気密・断熱性について……
Q. 寒冷地での建築の場合、高気密・高断熱が重要と聞きましたが、ログハウスはどうなのでしょうか。

A. まず、事実として、「冬に暖かく夏に涼しい」というのが良質なログハウスの特徴であるとお伝えいたします。それは、天然の木であるログ材そのものが、高性能な断熱材の働きをするからであり、その効果は同じ厚さのコンクリートの10〜12倍とも言われます。(※木の内部は多孔質であり、熱伝導率が低いため。)
ただ、ログハウスの場合、〝断熱〝というより〝蓄熱〝という方が正確です。つまり、ストーブなどの熱源が発した暖かい空気を、木の壁の内に吸収し溜め込むことにより、長時間、部屋を自然の暖かさで包み込むのです。
だから、寝る前に火を落としても、陽が昇る朝まで適温を保ったり、冬の始めの頃は、前日の熱がまだ壁に残っていて、二日に一度くらいしかストーブを炊かずにすむなどという事があるのです。(※その効果を充分に発揮するためには、やはり薪ストーブの利用をお勧めします。)
同じく、夏の場合もしかりです。夜間に冷やされた室内の空気が、ログ壁で遮断されているので、炎天下の外からログハウスに入ると自然の涼しさを感じるのです。

気密性については、ログハウスの場合、決して高気密とは言えません。木そのものが常に呼吸をしているからです。
家というものは、住む人と共に呼吸をしつづけなければすぐに死んでしまいます。
例えば、現代の乾式工法建築の場合、外をサイディングと防水防湿シート(最近は透湿シートなるものもあるので、いくらかの改善が見込めるのだろうか……?!)で覆い、内を石膏ボードとビニールクロスで空気の流れを閉じ込めます。そうすると、それらに挟まれた構造材は、木としての本来の呼吸が出来なくなり、自然と強度を失います。
木は伐られて建材になった後も生きているのだということを忘れてはいけません。
それを無視した建て方(大壁構造)をするからこそ、現代の建築は数十年で要改築になってしまうと揶揄されるのです。(※ある調査によれば、 日本における住宅の平均耐用年数は30〜35年だとされています。)
要は、人工的に造られた快適の前に、肝心なのは壁の中だということです。空気の流通が遮断された壁内では、結露やカビの問題がおきがちですが、対し、ログそのものが壁構造であり、吸湿・呼吸性を持ったログハウスは、結露・カビなどの問題が皆無といえます。

それを踏まえると、「中気密・高蓄熱」であるログハウスは、人と地球に優しい自然住宅と言えるわけです。

 

 

 

 

 

(冬、加湿器を使った部屋で鍋を囲んでも、ログ壁・窓ガラスへの結露は見られません。)

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4. 耐震性について……
Q. 度々、大きな地震が起きている昨今、地震大国と呼ばれる日本でログハウスは相応しいのでしょうか。心配です。

A. 日本の建築基準の補足に「耐震等級」という性能基準があります。
それは関東大震災(1923)、阪神淡路大震災(1995)、東日本大震災(2011)と、大きな被害を重ねる度に見なおしされ、現在もっとも強いとされるのが耐震等級3(新々耐震設計基準)となっています。しかし、それでさえも、先の熊本地震(2016)において、新築のそれが倒壊したという例が見られています。
つまり、耐震という概念に基づき、ひたすら建物を固めることばかりが理・利であるか否かという問題です。逆に、それによって、地震の揺れは建物内部の家財や人身に直接およぶこととなり、幸いに建物が無事であっても、倒れた家具に潰されて住人が死傷したり非難困難となる例もあるわけです。

対し、柔軟性のある木と木が組み合わされたログハウスの基本構造は、耐震というより免震の機能を発揮します。〝免震〝とは、文字どおり震を免っすること。揺れのエネルギーそのものを軽減(吸収)させ、建物の保全と居住者の安全を確保します。

さらに、地震の力は建物の重さに乗じて大きくなるため、建物重量がRC造(鉄筋コンクリート)や鉄骨造と比べて軽いログハウスにかかる地震力は自ずと小さくなると言えます。
また、木の圧縮強度はコンクリートの5倍、引張強度は鉄の4倍という測定が出ているという結果から、横揺れへの制震性にも優れています。

結論として、「ログハウスは断然〝地震〝に強い!」と断言できるわけであり、 地震の際、一般的に古い建物から順に倒壊していくのに対し、阪神淡路、東日本のいずれの震災においても、ログハウスだけは新しい古いに拘らず無事だったと報告されている現実に納得がいきます。
丸太を積み上げただけの小屋と、あなどるなかれです。

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5. 壁からの雨漏水について……
Q. 一般にログハウスは、風の強い雨の日などに壁の隙間から雨が侵入することがあると聞きましたが、心配です。

A. 本来、責任ある施工業者は、そうしたことのないように、ログとログの間にパッキンをつめたり、外のジョイント部にコーキングをしますので概ね大丈夫だと思います。
対し、弊社のログは特殊加工を施してあるので、角部などの重点箇所をのぞき、パッキンやコーキングをしなくても雨が侵入しない構造になっています。

ログハウスの壁からの漏水は仕方がない、当たり前だ……という諦めの声を聞くことがありますが、それでは責任施工とは言えません。もちろん、どんな事でも100%大丈夫という絶対保証は難しいとしても、正しい優良業者であれば、万一の際の修補も安心して任せられるはずです。

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6. 害虫の侵入について……
Q. 一般にログハウスは、カメムシ・ヤスデ・アリなどの虫が発生しやすいと聞きますが、心配です。

A. もちろん(森の中や川の畔などの)環境あるいは製品性能にもよりますが、それは前述のセトリング対応が充分でないことに起因する外部からの侵入です。輸入ログの場合は出荷時に消毒が施されているので、ログ材の中から虫が出てくるということは基本的にはありません。しかし、ある種のハチやアリが外から穴をあけて卵を産みつける事が稀にありますが、ハウスの中まで侵蝕することはありません。
また、水アリと呼ばれる蟻が、ベランダや土台などの木部に土を運んで巣づくりをしたりすると、その水分によりカビを発生させたり腐食やシロアリを誘因し、ログ材へのダメージを大きくします。

処置としては、①不安箇所(巾木の入り隅や窓付近))のハウス内外にコーキングをして隙間をなくすこと。②アリなど、害虫の巣を見つけたら駆除剤散布や熱湯(中性洗剤や酢の希釈液も有効)を流し込むなどして元を断つこと。③床下や軒下などに害虫の巣がないかを点検すること。
(立地環境によっては、ある種の害虫が特に多い地域であるとか、年によって大量発生する害虫などもあるので、専門業者の調査および施工が必要となる場合もあります。)

 

 

 

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7. メンテナンスについて……
Q. 一般的にログハウスは、外部塗装や風雨による腐食の修理など、メンテナンスに手間と費用がかかると聞きますが、心配です。

A. 他工法の建築と比べて特別ということはあまりないと思います。
無論、状況次第で、外壁は5〜7年に1度くらい、雨が直接あたるベランダデッキや手摺部分などは出来るだけこまめに、木材保護と防腐性の高い油脂性着色塗料での再塗装をお勧めしますが、先述のセトリングなどのように、構造に関わる事柄の面倒は弊社がいたしますので、居住者様が煩う懸念はなく、それ以外は一般住宅と同じお手入れで、永く安心してお住まいいただけます。
また、極力、大切なお住まいを守り永くお使いいただくために、軒下を大きく作ったりベランダ床部に雪落としの工夫をするなど、様々なご提案をしています。

 

 

 

 

 

 

▼デッキの床板をパネル状にして雪おとし穴を設ければ、
デッキ床面やログ壁面を傷める頻度が少なくなります。

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8. 耐用年数について……
Q. 一般的にログハウスの寿命はどのくらいなのでしょうか。

A. 日本最古の丸太組み工法(ログハウス)とされるのが東大寺の「正倉院」であり、創建は756年ころと推古されているので、裕に1200年を超えます。
この歴史が語るまでもなく、経年につれ弱くなる鉄・コンクリート・新建材などに対し、無垢の木は時とともに強度を増すことが知られています。
例えば、樹齢100年の木であるなら、伐採後100年に最も強くなり、その強度は数百年も変わらず、強度が徐々に落ちはじめるのは何と800〜1200年も経過した後なのだそうです。

「古くなるほどにバイオリンは音の冴えを深める」と言われる由縁もそれにあるのでしょうか。

ですから、ログハウスの寿命は……と尋ねられたら、1000年!と言っても過言ではないのでしょうけれど、現実には自然環境にさらされ、負の諸条件に耐えて建ちつづけるのは困難なことであると言わざるをえません。
しかし、適切な保護メンテナンスさえ怠らなければ、100年200年と長生きすることは間違いないことであり、長期的に見れば、接着剤で固めた合板や集積材などよりも遥かに強いことは疑いのないことです。
優れた家を代々継承するということは、それ事態が尊い文化であり、遺産を世に遺す事と言えます。

 

 

 

 

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9. 防音性について……
Q. 屋内で楽器の演奏をするので、防音や音響効果について教えてください。

A. 天然の木は天然の吸音材であるとも言えます。したがい、吸音性と音響効果には力を発揮します。
ですが、遮音となると、特別な遮音材の施工が必要になるので、適しているとは言えません。(※ログの木肌を殺して、石膏ボードや鉛板を貼るという方法もありますが、新築時にはお勧めしかねます。)
音の漏れ具合については、 中音と高音は吸収するのでご近所への騒音被害にはなりにくいですが、低音は比較的防ぎずらいでしょう。
つまり、高音のアコースティックギターなどは問題ありませんが、低音のエレキベースやドラムなどは不向きです。また、管楽器などの固い音も好ましくないでしょう。
解決案としては……
①窓とドアに防音カーテンを掛ける。
②演奏者の後ろの壁に吸音材(タペストリー・絨毯・毛布など)を貼る。
③楽器の下に防振材(畳など)を敷く。
④天井裏と床下の断熱材は、できるだけ堅めのグラスウールを使用する。(※スタイロフォームは吸音しないため。)
⑤ピアノには専用の防音パネルを使用する。

 

 

 

 

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10. 間取りの自由性について……
Q. 一般的な木造住宅に比べ、ログハウスは間取りの自由性が悪い、収納が少ない、総二階にできない、などと言われますが、日本の居住性に合う対応は可能なのでしょうか。

A. 在来軸組工法が、柱さえ建てれば比較的自由なプランが出来るのに対し、ログハウスの場合は、30㎡を超える空間(床面積)ごとに、東西あるいは南北に通る構造壁を設ける必要があります。その意味では制約がありますが、軸組工法でも1階と2階の通し柱を要するように、それを踏まえた計画をすれば決して障害とは言えないと思います。
また、弊社は、自由設計のオーダーメイド製作を基本としていますので、収納や和室、あるいは総二階の設計など、必要に応じた自由なプランでご計画していただけるのが特徴です。

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11. 雨漏りについて……
Q. 知り合いが住んでいるログハウスで、建ててすぐに雨漏りがしたと聞きましたが、心配です。

A. もし本当に雨漏りであれば、ご契約時に加入していただく「瑕疵担保責任保険」というもので対応できますので心配はいりません。
しかし、多くの場合、老朽化していない新築住宅が雨漏りするということは考えにくく、これまでの経験では、①すが漏れ ②小屋裏結露 ③薪ストーブの煙突 ④室内結露 が原因と思われます。家の中に水というと、即、雨漏りか……と、驚いてしまいますが、慌てず、専門業者に調査をしてもらう事が大切です。

①すが漏れとは……
冬期、屋根に積もった雪が昼間の陽で融け、トタン屋根の継ぎ目から水が侵入(毛細管現象)すること。
弊社では、丈夫で安価、かつ高性能のスウェーデン産アスファルトシングルの施工をお勧めしていますので、これの心配はほぼ皆無です。
②小屋裏結露とは……
山間部や河川沿いなどの寒冷地の場合、入念に断熱をしても、野地板の裏に結露を生じ、その水滴が屋根裏から部屋の天井に落ちてくることがあります。
これは、棟部に換気システムを設置すれば解決し、築後の後工事でも容易に出来ます。
③薪ストーブの煙突……
屋根裏部の煙突に生じた結露が室内の煙突に伝って出てくる水滴です。
これも、やはり後工事で断熱盤を追加することが出来ます。
④室内結露……
ログハウスの場合、木の内に湿気を吸収し、湿度が下がると吐き出すという自然呼吸を常に行っているのでこの現象の心配はあまりないのですが、結露というものは、弱い所を目がけて集中的に発生するという性質があるので、例えば、断熱材の施工に不備のあった天井や湿気の溜まり場となりがちな梁の入り隅など、思いもよらない所に気がつと水滴が……などということが極稀にあります。
この解決方法は、天井断熱材の点検の上、発生箇所付近に換気扇を増設、または吸湿材を設置するなどの対処で問題はなくなるはずです。

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12. 予算の目安について……
Q. 一般的に、在来木造建築は坪単価50〜60万円、ログハウスは70〜100万円くらいと、建築費が割高だと聞いていますが、目安となる相場はどうなのでしょうか。

A. 工事費用については、建築規模や現場状況などによって違いますが、他工法と比べて必要とされる工事業種が少なく、キット化により工期も短縮されるので、特別に費用がかさむ理由はないと思われますが、一般的に良いログは高くて当たり前という風潮は否めません。
対し、弊社は現地工場からの直接輸入、現場管理費・営業経費・宣伝広告費などの大幅削減により、「最高品質の本格ログハウスをよりリーズナブルに!」を実現しました。

具体的には、同じ延べ床面積でも、間仕切壁の量や建具の数、それに設備の仕様にもよるので、一概に坪単価いくらという表現は無責任なことになってしまいます。
ですから、弊社では、基本的に、図面を作成させていただいた後に現地工場へ積算依頼をする旨とご説明させていただいております。
ですが、これまでの経験上、あえて平均的目安を……と再度お尋ねされた場合、(規模にもよりますが)基礎から屋根・基本設備まで含んで、概ね50〜60万円くらいです、とお伝えしております(※弊社が建築施工まで請け負った場合)。

また、各社へお見積りを頼むに際し、一見して安いようであっても、実は設計および確認申請費用・設備器機費用・水道本管引込み費用・各種申請費用・保険費用などの部分が別途になっていたり、延べ床面積の数値にベランダやバルコニーなどの面積を加えて計算し、坪単価を安く感じさせるといったトリックが隠されていることもあるので要注意です。