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安曇野の空にオーロラが ?!

2012年10月12日(金)18:51
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2012/10/12

久しぶりに訪ねてきた友〈K.S〉が、夕陽を観にいこうと誘ってくれた。
それじゃ、長峰山か池田美術館へでも……と思ったけれど、夕焼けが紅くなる前の黄昏時も楽しみたい。
それで、わが家からほど近い大王わさび農場へやってきた。
いつも来なれた場所だから、そう大きな期待をしていたわけではなく、ただ何となく静かな気持ちで歩きたいと思っただけ。

 

わさび畑の畝間(うねま)の水は黄金に光り、逆光の水車小屋は暮れなずむ景色に心地よい。
山の向こうに金の柱の後光がさした。でも、それは一瞬の出来事で、「安曇野は盆地だから、夕暮れ時が短いね……」などと二人で話しつつ、丘を下った。

ところがである……
山に隠れてしまったはずの夕陽が、トワイライトゾーンならではの遊戯を観せはじめた。

 

ペガサスの翼だ……と、感激するも、やはり瞬時に移り、見る見る刻々と雲は形を変え、空は色を変えていく。
友は、携帯電話のカメラを空にかざしパシャパシャやっている私を滑稽がり、「一瞬一瞬の移り変わりを、撮影なんて仕事で煩うのはもったいない……。だって、一瞬と一瞬の間の景色を見逃してしまうでしょ……。」
彼女は、そうした刹那な瞬間を印画紙のごとく脳裏に焼き付ける達人のようだ。

 

たしかに、観ている景色は三次元の空間であるけれど、写真で切り取ってしまえば、それは二次元の面になってしまう。
それではいけない……というものではないけれど、かたくなに写真をこばむ彼女の言葉に共感しないわけでもない。
しかし、それでも私は下手な横好きをつづける。

雲は流れ、炎となり、最後にオーロラのように広がって、しじまの夜を迎える準備を整えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

♪ 僕の心を流れる河の
悲しそうな水音を
今日も一人で 今日も一人で
聴いています

忘れかけた悲しみが
心の河に流れてく
遠い故郷 君との想い出
思い出させて

嗚呼 雲は風に送られて
僕は季節に送られて
確かに何処かへ急いで行く
〈海援隊「心の河」より〉

 

 




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