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中秋の名月

2010年9月29日(水)17:16
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2010/9月某日

今宵は中秋の名月……
風月を友とし、無為な時と戯れる。
私は文庫本を手にベランダへ出た。
月の灯りだけで充分に本が読めるのでは……と思うほどに明るかったからだ。
けれど、ベンチに腰掛けページをめくるも、さすがに、文庫本の細かな文字には少し骨が折れる。
ただただ、初秋の涼しい空気感が肌に心地よく、しばし、虫の音に心を奪われる。
気が付くと、手元の本はいくらも読み進んでいないのに、時だけが随分と過ぎていた。

都会に星がないと誰かが言う
でも本当は 星がいらないくらい明るいから
それなのに あんなに道に迷う人が多いのはどうしてなんだろう

真っ暗な田舎道に街燈をつけようと誰かが言う
すると別の誰かが言った 「星が見えなくなる……」




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